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保育園・幼稚園のICT化に必要な設備や事前準備って何?

2021年03月09日

保育園・幼稚園のICT化に必要な設備や事前準備って何?

最近では、保育士の事務業務の多さによる負担を改善するために保育業のICT化を進める園が多くなってきています。

保育士の離職による保育士不足、毎日の残業などで悩んでいる保育園も多いのではないでしょうか?

保育業務のICT化を行うことで、保育業務の簡易化により保育士の負担を大幅に削減でき、離職率も減らすことにも繋がります。

また、事務業務を削減することで余裕ができ、保育の質の向上もできるといわれています。

しかし、保育園をシステム化するために何が必要なのか、なにから始めたらいいのかわからないことだらけですよね。

そこで、今回は保育現場のICT化を進めるにあたっての準備や必要なものについてみていきましょう。

 

ICT化準備その①:環境設備

ICT化を進めるにあたって、環境設備は1番重要であるといえます。
インターネット環境でなければ、ICT化を進めることは不可能です。
保育園がインターネット環境でない場合は、まずはインターネット回線の手続きを行いましょう。

保育園がインターネット環境になったら、次のステップはパソコンや端末の台数の確保です。

ICT化を進めると、園児の情報管理、登園降園の管理、指導案、連絡帳の作成など様々な業務や書類をシステム上で行うことができます。

そのため、効率よく業務を行うためにもPCの確保は重要になってきます。
せっかく導入しても、「空き時間に書類作成をしたいのに、他の先生が使っているからできない」では意味がありません。

PCでなくても、iPadやタブレット端末を導入することでもっと手軽に業務を行うことができます。職員や園児の人数にもよりますが、まずは1クラスに1台を目安に考えると良いでしょう。

 

ICT化準備その②:ICT化に対する職員・保護者の理解

ICT化を導入することに対して、不安を抱く職員や保護者は必ずいます。

今までのやり方をすべて変えることで更に負担が増えるのではないか?
システム化ってなにがどう変わるのか何もわからないのに大丈夫だろうか?

など、少なからず抵抗はあるでしょう。

そこで、職員や保護者に理解と同意を得るために、

どうしてICT化を導入しようと思ったのか。(目的)
ICT化を導入することで何がどのように改善するのか。
誰でも作業が行えるようにサポートされるのか。

をきちんと明確にし、説明することが必要です。

ICT化を導入することのメリットは、保育業務の簡易化、業務時間の削減、連絡帳やおたよりの閲覧などが挙げられます。

ICT化を導入することでできるようになること
・園児の登録情報の管理
・園児の登園・降園の管理
・連絡帳の記入・閲覧
・指導案・日誌・計画書等の書類の作成
・午睡チェック
・職員の出退勤・シフトの管理

を挙げて、今より業務が楽になること、それにより保育の質が向上することを具体的に示すことで理解につながります。

また、システム業務に対して不安を抱いている職員がいる場合や、そうでない場合でも、システム化による業務内容の知識や理解を職員全体で深めるために、簡単マニュアルを作成したり、勉強会を開いたり研修に参加したりすることが効果的だといえます。

 

まとめ

保育園にICT化を導入したくても、ハードルが高くてなかなか難しいと思われる保育士さんは多いでしょう。

働き改革が注目されている中とはいえ、日々の業務の大変さに疲れて子どもが好きでも離職してしまう保育士さんも少なくありません。

ICT化を導入することに悩んでいる園や、何から始めればよいのかわからない園の方は、まず保育園の現状を知り、何が必要なのかなどICT化の導入に関して職員間で話し合い、システム化に関する相談窓口やツールを利用しながら進めていきましょう☆

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