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保育園で行う季節の行事・イベント【8月編】

2022年08月01日

8月といえば、保育園によっては夏休みに入るところもあるでしょう。

通常通り開園している園でも山の日やお盆など、夏ならではの珍しいイベントがある時期なので、暑さに負けず元気に過ごしたいですね。

そんな8月に子どもたちと一緒に楽しめる、季節の行事やイベントをご紹介します。

 

 

■山の日(8月11日)

2016年からはじまった、比較的新しい国民の休日「山の日」。

いったい何を祝う日かというと、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」日とされています。といっても他の祝日のような歴史的な由来などがあるわけではなく、新たな休日を増やすことを目的にしたものです。計画が出た当初はお盆前の8月12日が有力候補でしたが、日航機墜落事故が起きた日と重なることから、結局8月11日ということになりました。ちなみに、2020年と2021年はオリンピックの関係で移動となっています。

そんな山の日ですが、全国各地で山にまつわるイベントが開かれています。保育園でも親子登山や山林地区でのキャンプなどを計画しても良いでしょう。

親子企画が難しい場合も、乳幼児や年少さんには本格的な「登山」はいきなりハードルが高いので、保育園から近隣の公園へ園児たちを連れて山登りならぬ「丘登り」をしに行くのはいかがでしょうか?園舎に戻って山菜を使った給食を食べれば、気分はすっかり「山の日」です。

 

■お盆(8月13~16日)

「お盆」とは、ご先祖様たちを供養してその冥福を祈る期間のこと。昔からこの間に先祖の霊が天国から現世に帰って来ると言われています。とはいえ地方によってお盆期間には違いがあり、沖縄などでは旧暦のまま7月がお盆とされています。

一般的な8月13~16日の例でいうと、13日の夕方に 先祖を迎えるための「迎え火」を焚きます。天国から訪れた先祖の霊は14・15日に精霊棚に滞在するので、果物やお菓子と一緒に精霊馬をお供えします。精霊馬とは、キュウリで作った馬とナスで作った牛のこと。これにはキュウリの馬で早く来て、ナスの牛でゆっくりと帰るという意味も込められているのです。そして16日の夕方に今度は「送り火」を焚いて霊を送り出します。

伝統行事として、京都の大文字焼や長崎の精霊流しは全国的にも有名です。

大々的な行事のない地区の園やお盆休みの無い園などでは、子どもたちに精霊馬の作り方を教えると良いでしょう。

 

■夏祭り(7~8月)

年間行事やイベントの少ない園でも、夏祭りは行うことが多いようです。

お盆と同様に、もともとは死者の鎮魂やご先祖の供養という意味合いがあった夏祭り。子どもたちにとっても日本古来の伝統文化に触れる良い機会になります。また、園児だけでなく保護者や地域の人たちも出入りできるようにすることで、ご近所同士のつながりも実感できるでしょう。

夏祭りはそんな一大イベントだからこそ、先生たちの準備が大変。準備の段階から保護者が参加する園の場合は、保護者会で役割分担をはっきり決めて積極的に手伝ってもらいましょう。

提灯やうちわなどは、工作の時間園児たちに手作りさせる題材としてぴったりです。他にもペーパーフラワーやガーランドなどで、楽しく会場を飾り付けましょう。

また、練習が必要になりますが、やっぱり盆踊りはお祭りのメインイベント。昔ながらの曲も良いですが、ドラえもんやアンパンマンの音頭が子どもに人気です。

ケガやトラブルに注意しながら、子どもたちのひと夏の思い出を作ってあげましょう。