保育園や幼稚園の大きな行事の一つである運動会。子どもたちの成長した姿を保護者に見てもらえる貴重な機会ですが、保育士にとっては事前準備から当日の運営まで、やることの多い行事でもあります。
慌ただしく直前を迎えないためには、早めの計画と職員同士の連携が大切です。
そんな、運動会を企画してから片付けるまでの基本的な流れを確認してみましょう。
まずは運動会のねらいと内容を決めよう
最初に考えたいのが、「どのような運動会にしたいのか」という目的です。
子どもの成長を保護者に見てもらう、体を動かす楽しさを感じてもらう、友達と協力する経験につなげるなど、園の方針や年齢に合わせてねらいを決めます。そのうえで、かけっこやダンス、玉入れ、親子競技などのプログラムを検討しましょう。
難しすぎる競技ではなく、日頃の遊びや活動の延長として楽しめる内容にすることもポイントです。
当日までのスケジュールを作成
内容が決まったら、開催日から逆算して準備のスケジュールを立てます。
練習の開始時期、衣装や小道具の制作、保護者へのお知らせ、会場準備などを整理し、「誰が・いつまでに・何をするのか」を明確にしておきましょう。子どもたちの練習も詰め込みすぎず、普段の保育とのバランスを考えながら進めることが大切です。
安全対策と当日の役割分担も忘れずに
運動会では、競技だけでなく安全面への配慮も欠かせません。会場の広さや地面の状態、用具の安全性、子どもの動線などを事前に確認します。
さらに、競技進行、放送、用具の準備、子どもの誘導、保護者対応、救護など、当日の役割を職員間で共有しておきましょう。
屋外開催の場合は、雨天時の対応に加え、暑さが予想される場合の水分補給や休憩場所についても検討しておくと安心です。
本番は子どもが楽しむことを第一に
いよいよ本番。「練習通りにできるかな」と保育士も緊張するかもしれませんが、主役は子どもたちです。
大勢の保護者を前にして緊張したり、参加できなかったりする子もいます。無理に参加させるのではなく、その子の気持ちを受け止めながらサポートしましょう。
成功することだけでなく、参加する楽しさや達成感を味わえる運動会にしたいですね。
片付けと振り返りまでが運動会
終了後は用具を片付け、借りたものや会場の状態を確認します。そして、忘れずに行いたいのが職員同士の振り返りです。
「時間配分は適切だったか」「安全面で改善できる点はなかったか」「子どもや保護者の反応はどうだったか」などを記録しておけば、翌年度の運動会にも役立ちます。
準備から振り返りまで職員同士で協力し、子どもたちの成長をみんなで喜べる運動会をつくっていきましょう。
