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保育士と保護者を繋ぐ連絡帳の書き方のコツとは?

2021年03月15日

保育士と保護者がコミュニケーションをとる上で欠かせない「連絡帳」。

文章をつくるにあたって得意・不得意があるため、苦手とする保育士さん、保護者さんも多いのではないでしょうか?

そこで、今回は連絡帳を記入する上でのコツやポイントをご紹介していきます。

 

連絡帳の目的・ねらいって何?

そもそも、連絡帳はどんな役割があってどんな目的・ねらいがあるのでしょうか?

●保護者と保育士間のコミュニケーションの場

連絡帳は、保護者と保育士間のコミュニケーションをとる上で非常に重要なツールです。

保護者の方は、連絡帳を通じて日中子どもが保育園でどんな活動をしているのか、元気に過ごしているのかを把握することができます。同様に、保育士は子どもの家庭での様子を把握することができます。

時には、保護者からの悩みや相談を受ける時もあります。

●子どもの成長を互いに共有する

上に記したように、互いに子どもの様子を共有すると、次第に
「こんなことが出来るようになりました!」
「嫌いな食材も食べることができました。」

などなど、たくさんの成長を保育士と保護者間で共有することができます。

成長を共有することで、互いに子どもへの理解が深まりその子に合った保育や関わりを行うことができます。

また、成長だけではなく、子どもの健康状態や体調を共有することも重要です。

「家でくしゃみや鼻水がよく出ています。」と連絡帳に記すと、保育士は保育園でいつもよりもこまめに検温・体調チェックを行えます。

同様に、保育士が連絡帳に「今日は、体温はいつもと変わらなかったものの、いつもより食欲がなく、眠りも浅かったです。」などと記入すると、家庭で様子を見たり、受診をしたりすることもできます。

●保育園での思い出・子どもの成長記録

保育園によっては、卒園の際にそれまでの連絡帳を保護者に手渡すところも少なくありません。

毎日の何気ない保育園の活動や子どもの成長を記した連絡帳は保護者にとっても子どもにとっても大切な宝物になります。

連絡帳を書く時のポイントは?

保護者の方と信頼関係を構築する上で重要な連絡帳。

どのような連絡帳が保護者の方に喜ばれるのでしょうか?

●子どもの成長をこまかく記入

「今日、名前を呼んだらお返事することができました。」
「上手に帰りのうたを歌うことができました。」
「自分でお着替えをすることができました。」
「お友達にありがとうと言えるようになりました。」

などなど保育園では、さまざまな「できるようになった。」場面があります。保育士はその瞬間を見逃さず保護者の方と共有しましょう。

そうすることで、「お家でもやってみたらしてくれました。」「こんなことまで出来るなんて知らなかったです。」などと成長の喜びを共有することができ、信頼関係に繋がっていきます。

●ポジティブな内容を記入

保護者の方が連絡帳を見た際、
「○○ちゃん、活動中にふざけてばかりでした。」
「○○くん、またお漏らししてしまいました。」

などとネガティブな内容があると、「私の育児がダメなのかな。」と自分の育児に対して不安を抱いてしまう可能性があります。

保護者の方が、毎日の連絡帳を見るのが楽しみだと思ってもらえるような連絡帳を心がけましょう。

●保護者の方からのエピソード、質問、相談には必ずコメントを!

連絡帳には保護者からの相談や質問が書かれていることも多いです。それを無視して何も返さないでいると、「連絡帳読んでないのかな。」と不信感を抱いてしまうかもしれません。

保育の専門性を生かして、保護者が安心できるようなアドバイスを記入しましょう。

●きちんとした言葉遣いと丁寧な字で!

連絡帳を書く上で基本的で最も重要なことは、「言葉遣い」と「文字」です。

ついつい早く書こうと思って雑になっていませんか?
言葉遣いや字が雑だとせっかくいい内容のものでもマイナスな印象を与えてしまいます。

 

保育システムをうまく活用しよう!

最近では、連絡帳をICT化する園も増えてきています。

何人もの子どもの連絡帳を手書きで書くのは確かに大変ですよね。業務を簡易化することで、いつもよりたくさん子どもの様子を書くことができるでしょう。

まとめ

保護者と保育士をつなぐ上で大切な連絡帳の書き方のコツや内容をまとめてみました。

連絡帳を負担に思わずに、保護者と保育士間の「交換ノート」だと思って日々の子どもの様子や成長を共有することで信頼関係を築いていきましょう♪

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