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保育指導案ってなに?書き方のコツやポイントは?

2021年04月20日

保育士さんの頭を悩ます事務作業の中の1つに、保育指導案というものがあります。

保育指導案ってなに?書き方のコツやポイントは?

保育指導案とは?

これは、子どもたちが園生活を楽しく充実した時間の中で成長していくために、保育士さんが

・ねらい
・活動内容
・どのように支援していくか

 

これらのことを細かく記載し、保育士さん自身が目標をもって子どもたちと関わり合っていくために必要なものです。

目標を掲げることによって、自分の行動が達成、未達成など自信や反省にも繋がり、保育士としてのスキルがあがるでしょう。

保育指導案には大きく分けて、4つの項目に分けられます。

・年案
・月案
・週案
・日案

それぞれについてみていきましょう。

 

1:年案とは?

1年を通じて、どのような方針で指導を行っていくかをまとめたものです。

・子どもの発達に応じて、子どもたちの成長をイメージしながら1年後どのようになってほしいのか。

・1年後の子どもたちになるためには、自分はどのように指導していくのか。

 

こうなったらいいなという理想をできるだけ膨らまして書きます。

 

2:月案とは?

年案ができたら、次は月案です。

 

月案は、年案で掲げたねらいや目標に対して月ごとに何をしていくかをまとめたものです。

月ごとなので、行事も取り入れながら考えるといいでしょう。

 

・理想の子どもたちの姿。

・行事をすることなどでの子どもたちの成長のねらい。

・子どもたちへの支援方法、環境構成はどのようなものにするのか。

・先生同士、保護者との連携はどう図っていくのか。

 

など、年案よりも具体的に書いていきます。

 

3:週案

月案ができたら、次は週案です。

週案は、月案よりもより具体的なねらいや目標をまとめたものです。

 

・先週の子どもたちの姿。

・今週のねらい。

・どんな遊びをするか。

 

など、遊びに関しては週間予報の天気を参考にしたり、先週の自分の保育を振り返り今週はどのような動きをしていくのかを書いていきます。

 

4:日案

週案ができたら、次は日案です。

 

週案の内容をクリアするためにはどんな行動をその日にとるのか、なにをすべきなのかをまとめたものです。

 

・前日はなにがあったのかを踏まえ考える。

・1日を通して何がしたいのか。時間軸で計画する。

 

など、大きな目標ではなく1日の中で行えるねらいを設定し、自分の行動を書いていきます。

 

保育指導案のポイントとは?

年案、月案、週案、日案とそれぞれみてきましたが、どれもある共通点があります。

 

・子どもたちとの日々を細かく観察すること。

 

昨日できなかったことが今日できるようになる、子どもの成長は日々見受けられます。

子どもたちとの生活の中に実はたくさんヒントは落ちているのです。

 

それぞれ成長の速度や性格は違いますので、子どもたちの特性を踏まえ活動を考えていきましょう。

 

・園の方向性、職員同士の共通認識の確認をすること。

 

自分の理想だけでは保育指導案を作成することはできません。会社にルールがあるように、園にはそれぞれ保育のテーマや保育目標があります。

 

所属している園の方針に従うのはもちろん、クラスを受け持つ先生同士の連携も大切です。ねらいや目標を立てる際や日々の保育の中で、しっかりと話し合いをしましょう。

 

気付いたことや細かい部分をお互いに報告することで、より精度の高い保育ができ子どもたちの成長へと繋がることでしょう。

 

・正解はないので自分の理想を書くこと。

 

文章が不得意だとかなり億劫な作業ではありますが、保育指導案には書き方の正解はないので子どもたちにとって保育園生活を楽しいものにするには、自分はどうするべきかを考えましょう。

 

・こんな遊びしたら楽しいかな。

・行事の準備にはこれを使ったらみんな喜ぶかな。

 

難しく考える必要はないのです。子どもたちの笑顔を思い浮かべて書くだけで、少し気持ちにゆとりができるといいですね。言葉尻だけ気をつけ、上から目線にならないよう作成しましょう。

 

まとめ

保育指導案、いかがだったでしょうか。

 

文章を1から書くのは大変、ペーパーレス化をしたいなど課題の出てきている園は保育システムを導入し作業の軽減をしています。

 

手書きも味があって良いですが、引継ぎでの確認時や書類提出になった場合はパッとデータでやり取りでき便利です。

 

それにしても日々たくさんの子どもたちの成長した姿が見れるなんて、保育士という職業は素敵ですね。

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